こんにちは。
最新トイレの清掃性についてこれまでに①~④まで記事を書いてきましたが、今回は⑤ノズルのメーカー別清掃性について解説いたします。
これからリフォームや新築でトイレ選びをする方は、是非参考にして頂ければと思います。
ノズルの掃除のやり方、方法についてまずは取扱説明書をみてみよう!
おしりを洗う機能がついたトイレを使用している方の中で「ノズルの掃除をしたことが無い!」「掃除の仕方がわからない」といった方が実際いらっしゃいます。
掃除の仕方については取扱説明書の「お手入れの仕方」という項目に、「部品の着脱の仕方」や「掃除の仕方」が書いてあります。
ですので、まずは取扱い説明書を確認すると良いですよ。
しかし、なかなか取扱説明書を開く事ってないですよね。
むしろ、捨てた?何処にあるかわからない…といった方もいますよね💦
そんな方はトイレの品番がわかればインターネット上で取扱説明書を見ることが出来ますのでご安心ください!
「品番がわからない!」トイレ品番の調べ方
画像はタンクレストイレで、便器の側面の下側に品番が書いてあります。
他にもトイレの種類や製造された年代などによって記載箇所が違ったりするのでこんな所も確認してみてください。
- 便フタの内側
- トイレタンクの側面下側
- 収納一体型トイレの収納扉下側か扉の内側
- 収納一体型トイレのカウンターを外した収納の板の上面
もしそれでもわからなければ、電話でメーカーへ問い合わせをして絞り込んでいくことになります。
因みによくある小さなトラブルで、品番を確認したくてショールームに訪れる方がいます。
トイレの写真があればまだ良いのですが何も情報がないと調べることは難しいのですが「なんでわからないんだ!」とご立腹される方がいるのです。
メーカーからは新旧含めたくさんの商品が発売されているので、情報が少なければ確実な品番を調べることが難しく時間もかかってしまいます。ですので自宅のトイレを前にして電話で問い合わせをした方が指示の通りにスムーズに確認ができます。
品番が分かれば、これで該当の取扱説明書をネット上で検索すればOKです。「TOTO トイレ 取扱説明書」などのワードで検索してみてください。
メーカー別 ノズルの形状と清掃性について
ウォシュレット?シャワートイレ?違いって?
皆さんよくご存じのおしりを洗う機能の呼び名は「ウォシュレット」ではないでしょうか?
実はこの呼び名はTOTOの機能の呼び名なんです。
LIXILのおしりを洗う機能は「シャワートイレ」と呼ばれています。こちらも聞いたことはありますよね?
トイレのリモコンにこの呼び名が書いていたりするので、自宅のトイレがどのメーカーかすぐにわかると思います。
というわけで、呼び名が違っていてもどちらも同じ機能を指しているんです。
TOTO ウォシュレットのノズルの形状と清掃性
クリーン樹脂採用で汚れが付きにくい! TOTOのノズル形状
引用元: TOTOトイレカタログより引用
TOTOのウォシュレットのノズルは1本で、「おしり洗浄」「おしりソフト洗浄」「ビデ洗浄、ワイドビデ洗浄」の3つの穴が開いています。
「セルフクリーニング」「ノズルきれい」「クリーンノズル」
引用元: TOTOトイレカタログより引用
ウォシュレットの使用前と使用後に
と言って、水でノズルを自動洗浄してくれます。さらに、便座から立って離れた後とトイレを使用していない待機中に、
でノズルの水が通る管やノズル外側の両方をしっかり洗い流し除菌してくれます。過去の記事にも何度も出てきた「きれい除菌水」とは、トイレの内部で水を電気分解して出来た除菌効果の高い水のことです。
また、TOTOのウォシュレットのノズルは、防汚効果の高い「クリーン樹脂」を採用しています。
と言ってこのクリーン樹脂のおかげで、
ので掃除の際もラクに汚れが落とせますよ。ノズル自体が防汚効果が高い上、使用前後・待機中にノズルの内側と外側を洗い流してしっかり除菌してくれるのでいつでも清潔ですね。
LIXIL シャワートイレ ノズルの形状と清掃性
外せる!? 着脱可能でお手入れ楽々 LIXILのノズル形状
引用元: LIXILトイレカタログより引用
LIXILのシャワートイレのノズルは2本です。
画像はサティスGシリーズのノズルで太めのノズルです。トイレシリーズや同じシリーズでもグレード(機能の違い)によってノズルがもう少し細いものもあり、形状は数種類あります。
2本のうち1つはおしり洗浄用で、もう1つは
と呼ばれていてビデ洗浄用が別のノズルになっています。「ノズルを男性と兼用するのは気になる・・・」という女性の声から2本のノズルになったそうです。
なるほど!
とはいっても2本分のノズル掃除を考えると一長一短な気もします。
ですがなんと!
LIXILのノズルは
黄ばみや汚れがなかなか取れなくなってきた場合には、先端を部品取り寄せして新しく変えられるます。
ノズル掃除をしたことがない方や、ノズルに付いた汚れが怖くてあまり掃除してない方も定期的に先端を交換しておけば清潔に使えますね。
トイレシリーズによって価格は違ってきますが、一つ約500~600円程度で1000円もかからず購入できます。
キレイノズルの機能 「ノズルそうじ」「オートクリーニング機能」「ノズル除菌」「スッキリノズルシャッター」
トイレの仕様前後にノズルや周辺を水で自動洗浄するオートクリーニング機能が付いています。
また、使用中やオートクリーニングとプラスしてもう少しきれいに洗浄したい場合にも洗浄ができます。着座の状態でリモコンの「ノズルそうじ」ボタンを押せば、ノズルが本体に格納されたままの状態で約15秒間水で洗浄してくれます。
リフォレシリーズのH3・H4・H5グレードと便座シートNew PASSOシリーズのEA222・EA23・EA24グレードには、使用後に水ではなく
でノズルを洗浄し除菌してくれる という機能もあります。「スッキリノズルシャッター」といってノズルが格納されている箇所にはシャッターが付いており、ここも取り外して掃除が出来るようになっています。
また細かいところですが、シャッターは斜めに傾斜が付いているので飛び散った水滴の汚れなどが目に付きにくいように工夫されているそうです。
メーカーのこだわりおそるべし!ですね。
以前の記事にも書いていますが、LIXILのトイレには鉢内除菌と言って
で便器の鉢内を除菌する機能があります。一部シリーズやグレードで対応してないものもありますが、ノズル周辺もイオンのパワーでしっかり除菌してくれているのでいつでも快適にシャワートイレが使えますね。
パナソニック ノズルの形状と清掃性
「ステンレス」採用 「クリーンスライド設計」パナソニックのノズル形状
引用元: パナソニックトイレカタログより
引用元: パナソニックトイレカタログより
画像を見ていただくとわかるように、パナソニックはトイレシリーズによってノズルが1本のものや「ツインノズル」といって2本のものがあります。
素材に関しては、アラウーノL150シリーズと便座シートのNweアラウーノVシリーズのノズルがなんと!
なんです。そのステンレスノズルには穴が1か所のみ空いており、ノズル内部でビデ用・おしり用の管が切り替わるようになっています。これを「クリーンスライド設計」と呼んでいます。
穴が一か所しかないので掃除はしやすそうですし、樹脂と違って素材がステンレスなので黄ばみなどがついても目立ちにくそうですね。
(因みに、アラウーノSⅡは2020年2月末で販売終了し、2019年10月1日より節水・省エネ・リフォーム対応力がアップした「アラウーノS141」に名称が変わります。)
「おまかせノズルクリーニング」「ノズル滝洗浄」「オゾンウォーター」「ノズル除菌」
はアラウーノL150(ステンレスノズル1本)に搭載の機能で、おしりやビデの洗浄使用後に自動でノズルを洗浄してくれる機能です。
はアラウーノSⅡ(樹脂製ツインノズル)に搭載の機能で、ノズルの仕様前後と立ち上がった際に水で自動洗浄してくれる機能です。
そしてパナソニックトイレのおすすめ機能
ですが、水を電気分解して出来る除菌効果のある水になります。トイレを退出し約3分後に便フタが閉じて便器とノズルに約1分間この「オゾンウォーター」を散布して除菌してくれます。対応シリーズはアラウーノL150です。また、「ノズル除菌」といってリモコンにある「ノズル除菌」ボタンを押すと、約40℃のお湯で約1分間ノズルを洗浄し除菌してくれます。この機能は週に1回程度行うと良いそうです。
各メーカーのおすすめポイントまとめ
どのメーカーも似たような機能で呼び名が違っていて、比較検討する際によくわからなくなりそうですよね💦
そこで主な特徴・ポイントのみ簡単にまとめてみました。
・防汚効果の高い
・便座を立った後と待機中に除菌効果の高い
・レディス専用ノズルとおしり用の
・待機中に イオンがノズルを除菌(対応シリーズ・グレードあり)
・ でノズルを除菌(対応シリーズ・グレードあり)
・
・
・ を散布しノズルを除菌(アラウーノL150)
・手動の「ノズル除菌」ボタンを押すと水ではな
最後に・・・
いかがでしたか?
今回は、ノズルの清掃性にポイントを絞って解説しました。
どのメーカーも清掃性についてよく考えられた機能が満載ですね。
トイレリフォームを検討する際の比較ポイントの一つとして是非参考にして頂ければと思います。