現場調査が無事に終わり見積依頼も済んだら・・・

見積書が届いたら次に何をすべきか

登場人物A

現場調査と見積依頼も無事に済んだので1週間ほどで見積書が届きますね(^^)

登場人物B

でも・・・見積金額がいくらになっているのか気になるし不安です💦

そうですね、みなさん見積書が届くのが楽しみというよりは、なんとなく不安な気持ちになりませんか?
総額いくらになるんだろう??と。

その見積金額が予算を大きく上回っていたら・・・

少しでも抑えられるところは抑えて費用を減らしたいと思いませんか?

しかし、やみくもに価格を下げることばかり考えてしまうと使い勝手の悪い理想とかけ離れたトイレになってしまいます。

価格の調整をする際にどんなところに注意すれば良いかどうやって調整していくのか?以下のポイントを押さえながら解説していきます。

  • 見積書の費用項目を知る
  • トイレ本体の機能別相場やその他の工事費用項目に応じた相場を知る
  • 手元の見積書と相場を比較する
  • 費用を抑えるポイントを知る

それでは見積書の費用項目ごとの相場表をもとに、手元に届いた見積価格が妥当な価格かどうかを比べてみましょう!

本当に妥当?相場を知りたい!

現場調査でこちらの希望をきちんと伝え、業者と打ち合わせをし工事内容はすべて希望通りであったとしても、届いた見積書の金額が妥当かどうか見比べる際にはまず相場を知っておきたいですよね。相場が分らないと比較のしようがありませんよね・・・。

見積の費用項目と価格を左右する要因

見積価格は大まかに言うと、このように構成されています。

 

ですので、

  • トイレ本体の機能や種類
  • トイレの設置や配管などの工事範囲

によって費用は大きく変わってきます。「諸経費」については費用(見積総額)の約10%くらいなので、上記のトイレ本体や工事内容により変動します。

相場について

下記の相場表は情報開示をしている様々な業者の相場データから価格を平均化したものになります。
表の見方ですが表の種類がA.B.C.Dとあり、先ほどの見積価格の構成の式に当てはめ表の中の該当する価格を拾い合計してもらえれば相場が計算できます。

また、あくまでも相場ですのでご自身の見積書と比べて差がありすぎる場合には必ず業者へ確認内訳や理由を教えてもらってください。

高すぎるだけでなく安すぎる場合も確認してください。

確認すると、ほとんどの場合は正当な理由があります。

それが分れば納得&安心できると思います(^^)

<相場表>

費用(見積価格)A.トイレ本体価格(便器代・設備代)B.C.工事費用D.諸経費

 

に下記の表から該当する価格を当てはめて計算してみてください。

A.トイレ本体価格(便器代・設備代)相場

 

B.内装工事費用相場

 

C.その他工事費用相場

 

D.諸経費
(会社運営のための必要経費)交通費・搬入費・通信費・人件費・・・など工事費用合計の約10%

★計算例★
例えば、現在使用している暖房便座もおしり洗浄機能も無い洋式トイレから暖房便座とおしり洗浄機能付き洋式トイレへ交換し、床をクッションフロアに張り替えた場合の相場は・・・・
A.トイレ本体価格  10~20万
B.内装工事費用①コンセント新設 3~4万 ②床(クッションフロア)張替え 2~4万
C.その他工事費用全て合計 17~23万
D.諸経費  A+B+C=32~51万の10% 3.2万~5.1万
費用合計35.2~56.1万
となります。

費用を抑えるポイント

トイレリフォームにかかる費用は「トイレ本体」「工事費」「諸経費」などが組み合わさって構成されています。

まず諸経費については業者の人件費や運営に関わる経費になり、どんな商品にも含まれている費用なので削ることはできません。

ですので費用を左右する「トイレ本体」「工事費」をどう削るかポイントになります。

まず最初にまとめたご自身のリフォームの目的と要望に沿ってトイレ選びをすることも大事なポイントですよ。トイレ本体が決まれば施工費も決まります。

床や壁の張替えについて

床や壁の張替えをどうするのかも考えなくてはいけませんよね。トイレを撤去した際に同じサイズのトイレでないことが多いので床は張り替えることがほとんどなんです。

現在使用中のトイレと新しく設置するトイレと床の設置面の大きさが違うことが多く、新たなトイレの大きさが小さかった場合には今まで見えなかった部分と今まで見えていた部分の床の色が明らかに違うので(汚れや日焼けによる表面の劣化)張替えしなかった場合は見た目が宜しくないです。

それでも予算を削りたい!という方は業者さんに床はそのまま使いたいことを伝え、施工上問題ないようであればそのままで施工できます。

ただし、排水の位置を変えて新たにトイレを設置する場合などは床は剥がしてしまうことになります。

このように追加工事や床も張替えを提案された場合には必ず理由がありますので、そこを業者に訪ねてみて納得しながら話を進めていくことをお勧めします。

説明が曖昧で高い費用の工事を提案されたら・・・それは怪しいと思ってよいでしょう。別の業者を検討したほうが良いと思います💦

使用する床の素材(材料)によって価格は変わる

上記の相場表にもありますが、床や壁の張替えの費用については材料が何か?によって費用の差が出ます。

一番価格が高いのは床も壁も「タイル」になります。また、タイルは目地を作り乾燥の時間も要するので工期もかかり人件費面でも費用がかかります。どうしてもタイルにしたい方は、壁であれば調湿建材(臭いと湿気を吸う)「エコカラット」(LIXIL)は通常のタイルよりも価格は安く済みます。(理由としては目地がないので施工が簡単で人件費も削れるからです。)

床に関しては圧倒的に多いのは価格も安くいろんなデザインもある「クッションフロア」です。

ポイント

床や壁の張替えは材料によって費用に差が出る!

トイレ本体の費用について

便座のみ交換であれば便座の機能(暖房便座・おしり洗浄・脱臭・自動開閉など)が少なければ安く済みます。ただ暖房便座・おしり洗浄の機能はつける方がほとんどです。

洋式トイレ丸ごと交換の場合はトイレの種類が大きく「タンク付き」「タンクレス」に分かれタンク付きの中でも「別体型(タンク便器と便座が別タイプ)」「一体型」「収納一体型」に分かれます。また同じ型(シリーズ)の中にも機能によってグレードが分れていて見た目は同じトイレでもその機能グレードによって差額が大きく出ます

機能が少なければ価格はもちろん下げられますが、せっかくリフォームするのでご自身のリフォームの目的や希望に沿ってどこまでの機能が必要なのかを考えましょう。

グレードを下げて価格を抑えるのではなく、費用が抑えられるこんな方法もあります。

費用を抑える他の方法
  • 便座のみ交換の場合、家電量販店の商品を利用する(メーカー商品と家電量販店用商品とがあり後者のほうが価格は安い)
  • トイレに手洗い器を別途設置したい場合、トイレの給排水を分岐させて設置できるタイプが手洗い用の配管工事を別途するより安い(設置可否は既設トイレの状況によって変わるので業者との打ち合わせで確認)
  • 業者選びの際に本体価格の割引などの「キャンペーン」を行っている業者を探してみる 

いかがでしたか?今回の記事を参考にご自身の希望と予算を出し業者との打ち合わせに役立てていただければと思います(^^)/♪