そもそもショールームって何?

トイレキッチン・浴室・洗面など住宅設備会社のショールームって「そもそも何をするところか」いまいちわからない方もたくさんいると思います。

何をする場所?

無料?どんなサービスが受けられるの?

予約はした方が良いの?・・・

などの皆様の不安や疑問に対してショールームの活用の仕方業界経験者の私が解説していきます!

 

この記事を読んで頂ければ肩の力も抜けて気軽にショールームの利用ができるようになると思います(^^)

入り辛いと感じる方、緊張する方がほとんどです!

TOTO、LIXIL、パナソニックなどのショールームの外観からして「きれい」で「入りにくそう」に感じますよね。

私はショールームのことも良く知っているのですが、初めて来る方は緊張して落ち着かない様子で最初は表情もこわばってます💦

ですが、かしこまる必要など全くなく、気軽に見学に行ってよい場所なんですよ!

入るのにもちろんお金もかからないですし予約無しでも自由見学できます。

関係業者もたくさん出入りしてます。作業着の人も、スーツ姿の住宅会社の営業マンも、泥だらけの靴の現場から来た大工さんもいて、本当にいろんな方が利用しています。

知って安心!ショールームってこんな施設です

ではまず、主な設備会社(メーカー)にはTOTO・LIXIL・パナソニックがあります。

各メーカー毎に商品の特徴や「売り」にしている技術や性能が違います。

普通はトイレの細かな機能など分からないと思いますし、それを知る機会もほとんどありませんよね。

故障したときや、いざリフォームをしよう!となって初めて「どんなトイレがいいかな?」と考え始めると思います。

ですがカタログを見て自分で調べるのも大変です。

「もっと分かりやすく、知りたい事だけ教えてほしいなぁ・・・」

「バリアフリーに適したトイレについてだけ詳しく教えて欲しいなぁ・・・」

「実際の使い心地を試してみたいなぁ・・・」

「大きさや色が気になるから実際に見たいなぁ・・・」

そんな方々が気軽に相談でき足を運べる場所がメーカーショールームなんです。

ショールームは
その実際の商品(トイレやキッチンなど)を見て・触って・体感して・良さを知ってもらうための施設です。

ショールームを利用するメリット

トイレやキッチン、浴室などは長く使うものですし、身長や体格、年齢、性別、家族の構成などにより「適した商品」はそれぞれ違ってきます。

例えば、トイレをリフォームする場合、身長が高い方が多い家庭はトイレの室内が狭く感じたり、便座のサイズが小さいものは使いずらかったりします。一方、身長が平均的か小さめの方が多い家庭では便座に座った時に床に足が付きやすいか、便座が大きすぎて座りにくくないかなどを気にします。

他にも手すりはどの位置が使いやすいか、どんな色があるのか・・・など確認しておいた方が良い事ってたくさんありますよね。

だからこそリフォームの検討段階ではショールームを利用することが非常に大事。

見て・触って・体感することが失敗しない商品選びにつながるんです!

実際の残念な例ですが、トイレを設置した後にショールームに来て、「先に確認しておけばよかった」と言われることがありました。購入前に体感していればもっと自分の希望に合ったトイレがあったのに・・・と。

こうならないためにも検討段階でショールームを活用してください!

ショールーム利用は無料

まず知らない方が結構いるのですが、「メーカー」は施主や工務店に直接商品を売るのではなく、必ず商社(流通店・販売店)を通して売り買いしています。

ですのでショールームではお客さんと直接金銭の授受を伴うやり取り・販売行為は一切行っていません

時々、ショールームで話を聞いたら買わされる!ぐらいの勢いでコーディネーターさんを避ける方がいますが・・・もったいない!

コーディネーターさんの話はいつでも聞けるわけではありません。来客が多い日はなかなかコーディ―ネーターさんも手が空きません。

土日など予約で埋まっている場合は少し待たされるか、次回になることもあるくらいなんです。

何度か足を運んだり、リフォームを複数回経験してショールームの利用方法を知っている方は、予約をするかもしくは今手の空いているコーディネーターさんにすぐに話を聞きに行きます。

商品知識やリフォーム相談の対応経験も豊富なので、いろいろな質問にも答えてくれますしアドバイスもしてくれます。

相談料を取ったり商品を売りつけるようなことをする施設ではありませんので、安心してコーディネータさんの話をきいてもらって大丈夫です!

何度も言いますが、「無料」なんですよ。利用しない手はありませんよね!

ショールームで出来る事

それでは具体的にショールームで受けられるサービスについて見ていきましょう。

ショールームのサービス
  • 商品の特徴・機能・使い方について説明を聞ける
  • 実際に触ったり使用したり商品の体験ができる
  • 気になる商品の違いを比較して説明してもらえる
  • 自分の希望や悩み事をヒアリングしてもらい適した商品を提案・アドバイスしてくれる
  • 定価価格の見積・図面・カラーのイメージ写真を無料で作成してもらえる
  • 希望の業者に見積資料一式をメールもしくは郵送で送ってもらう指示ができる
  • リフォーム業者の紹介を受けることが出来る

青字の「定価価格の見積・図面・カラーのイメージ写真を無料で作成」の箇所ですが、ここでもらった資料はそのまま施工業者さん提出してもらってよい資料です

コピーを渡し1枚は控えとして保存しておきましょう。

また、「リフォーム業者の紹介を受けることが出来る」のところについて少し説明します。

ショールームでは数ある業者の中から希望に合った業者を探すお手伝いとして、業者紹介サービスを行っています。

コーディネーターさんにリフォームに関する情報と希望・要望などを伝え、その情報を元にお住まいの地域から優良施工店を紹介してくれます。

インターネットでの業者紹介や一括見積サービスなどもありますが、ショールームでの業者紹介のメリットは以下です↓

  • 仕事で忙しく時間が余りない方は時短になる
  • リフォームに関する知識豊富なコーディネーターがしっかり的確に業者に要望を伝えてくれる
  • 一定基準をしクリアした業者の紹介なので安心できる

多少お時間に余裕があって直接相談しながらリフォームを進めたい方にはおすすめです。

インターネットでの業者紹介や一括見積サービスについて知りたい方は関連記事を是非ご覧いただけたらと思います。

ショールームでできない事・注意点

ショールーム側では現場調査していないので「納まり」(設置可否判断)については明言ができない場合があります。

表向きは設置可能だったとしても設置のために壁に穴あけしようとしたら柱やコンクリートがあって穴開けず設置ができなかった・・といったことがあるんです。

ですのでショールームで見積を出した希望商品が設置可否かどうか、業者に現場調査で確認してもらってから正確な見積を出してもらうとよいですよ。

いずれにせよ、基本的には業者が現場調査をしない限り正確な見積は出せないので、ショールームの利用と並行して業者選びを進めていきましょう。

あと、工事に関する問い合わせ、他のメーカーの商品についての問い合わせ、割引交渉などはショールームではできません。。

予約は必要?

コーディネーターさんの説明が必要な場合

コーディネーターさんの説明や見積作成を希望する場合には、基本的には予約をしたほうがベターです。

特に土日の予約はどのメーカーも1週間前には予約しておかないとほぼ埋まっていて予約ができないことが多いです💦

 

予約できなかったが質問や相談がしたい場合

当日の予約はどのショールームも受け付けてはいないと思いますが、どうしても予約ができなかった場合は直接ショールームに行って受付で質問や相談しに対応して欲しいことを伝えてください。

タイミングが良ければ(コーディネーターが空いていれば)すぐに対応してもらえますし、少し待ってもらえれば対応してもらえます。

待ち時間はその時々の来客の人数や状況によって変わりますが、「30分ほどお待ちください」など待ち時間を伝えてくれます。

 

自由に見学したい(説明不要)の場合

この場合は予約は不要です。見学中にコーディネーターさんから話掛けてもらうチャンスがあれば質問などしてみると良いですよ。

このタイミングを逃すと次のお客様に取られてしまいますので💦

〈予約の方法〉

SR予約は電話もしくはインターネットから出来ます。キャンセルもインターネットからも出来ますし電話でも大丈夫です。いくつかヒアリング項目がありますので図をご確認ください。先ほども書いたのですが土日は混み合っているため早めに予約してくださいね!

 

最後に・・・

「無料」「予約なしでもOK」「定価見積・図面などの資料を作ってくれる」

こんな便利なショールーム。知らなかった方は是非利用をオススメします!

あと、これはおまけですがショールーム館内では冷たいor温かい飲み物も無料で飲めます(^^)

それと、カタログも無料でデザインやインテリアにこだわる方用の空間全体のコーディネートに役立つ冊子もくれます♪

まだリフォームは先だけれど・・・という方も是非ショールームへ!

余裕をもって準備を進められますしリフォームのイメージが具体的に膨らんでいきますよ♪

今回はショールームの活用方法について解説いたしましたが、上手にショールームも活用して失敗しないリフォームが出来るよう少しでも参考にしていただけたら幸いです。