諦めないで!狭いトイレでも設置できる手洗い器を探そう!

トイレと一緒に手洗い器も新設したり新しく取り替えたりとお考えの方もたくさんいると思いますが、なにせ「トイレが狭い!」といった悩みを抱えている方って結構います。

なかには「手洗い器を諦めてトイレのタンク上の手洗いで済ませるか・・」と、諦めてしまう場合もあります。

現場調査の結果どうしてもトイレの間取りや壁裏の状況、配管の問題で手洗い器が設置できない場合は仕方ないのですが、
どんな種類の手洗い器があるのかを知っておくだけでもリフォーム業者さんとの打ち合わせで「うちはこのタイプの設置ができるの?」と確認できますし、結果このタイプなら設置できた!となれば大満足ですよね!

そこで今回は手洗い器の種類や設置にあたっての注意点について解説していきたいと思います。

 

また、手洗い器の設置可否についてなど相談するリフォーム業者をこれから探す方へ

リフォーム業者選びのポイントについての記事もありますのでよかったら参考にしてみてください。

手洗い器は必要?設置のメリット

そもそもトイレに手洗い器が必要な理由は何なのか・・・。手洗い器があるとこんなメリットがあるんですよ。

  • 手洗いまで一か所で済ませられる
  • 自由に手洗いの水を出したり止めたりできる(タンク上手洗いはトイレを流した場合のみ流れる)
  • 子供のトイレトレーニングや介護の場面で手洗いができるとドアノブも汚れず清潔
  • 来客の際にお客様を洗面室まで通さなくて済む(脱衣所の場合は気になりますよね💦)
  • 2階設置の場合で2階に洗面がない場合に掃除の際の雑巾洗いなどに使える
  • 2階設置の場合は2階の加湿機の水汲みに使える(加湿器タンクと手洗い器の大きさにもよる)

トイレのタンク上の手洗いだと水はねでタンクや便座が濡れてしまうこともあります。手洗い器が別だとそういったことはありません。ただ、手洗い器のボウル自体はあまり大きいものではないので洗い方によっては床にしずくが落ちてしまいますので気を付けてくださいね。

手洗い器の設置方法

手洗い器の設置の方法は現場調査にて確定されます。設置希望位置に窓枠があったり、壁裏に外せないが入っていたりとどうしても壁裏から配管できない場合もありますが、室内側に配管する方法もありますので参考にしてみてください。

壁裏から配管して新設する

トイレの壁裏から手洗い器用に配管、手洗い器を新設します。壁に穴開けしたり配管工事代が別途かかってきます。メリットとしては配管がトイレ空間の外側なので室内がすっきりする事です。

壁裏から配管せず設置する(給水管分岐タイプ)

トイレ室内でトイレの給水管から手洗い用の給水管を分岐させて設置します。(排水はトイレの排水と統合します。)配管工事はかからない分工事費用は安く済みます。壁裏の状況によってどうしても配管工事ができない場合や費用を少しでも安く抑えたい場合の方法です。トイレの内側に配管がくるので室内は少し狭くなります。

こちらのタイプはトイレ本体とセットになっているので、手洗い器のみの設置は難しいです。念のためメーカーへ問い合わせしてみることをお勧めします。

0.4坪でも設置可能?手洗い器の種類

今回は写真があるとわかりやすいので、LIXILのカタログからいくつか手洗い器の写真とともに特徴を説明していきます。

手洗い器

狭小タイプ

半円の丸型と角型タイプがあります。ボウルの素材は陶器なので傷に強く清掃性にも優れています。

正面にドアが来る場合の間取りでは手洗い器の出っ張りで出入りがしにくくないかドアノブと干渉しないかを確認する必要がありますが、0.4坪(幅約80cm奥行120cm)のトイレ空間でも設置可能です。

ワイドタイプ

こちらもボウルは陶器で清掃性に優れています。
ワイドタイプはおしゃれなカウンタータイプなどが多く、狭いトイレ空間には設置は出来ません。トイレを出てすぐの空間に設置可能なスペースがあれば検討してみるとよいですよ。「見せる洗面」としてカウンター・洗面ボウル・水栓を組み合わせた飲食店などのトイレにあるようなおしゃれな洗面を希望する方も多いです。

キャビネット付き手洗い器

キャビネット付き

こちらもボウルは陶器で清掃性に優れています。
ボウルの下にキャビネットが付いておりトイレの掃除ブラシや洗剤などが収納できます。LIXILの写真の商品はトイレ空間の奥行きが1304㎜以上必要となっており0.4坪のスペースでは設置が難しいです。注意点としては扉の開閉スペースが確保できるか扉の開く向きトイレ本体と干渉しないかどうかの確認が必要です。

コンパクトキャビネット付き

こちらはボウルが樹脂でできているため傷には陶器ほど強くないです。
キャビネットがパカっと真ん中から観音開きになりトイレの掃除ブラシや洗剤などが収納できます。0.4坪でも設置可能です。注意点としては扉の開閉スペースが確保できるかどうかの確認が必要です。

カウンター付き手洗い器

カウンター付き(収納なし)

こちらもボウルは陶器で清掃性に優れています。
カウンター下にはキャビネットがなくすっきりと見えるタイプです。写真の商品は設置条件としてトイレ空間の奥行の間口が1100mm以上からなので0.4坪でも設置可能です。収納はトイレ上の空間に窓や梁がなければ吊戸棚を設置するか、吊戸棚だと圧迫感が出る為、小さめの壁付けのキャビネットや壁裏に柱がなければ埋め込み収納を設置すれば掃除道具やトイレットペーパーのストックが収納できます。

カウンター付き(収納あり)

収納埋め込みタイプ
収納壁付けタイプ
こちらもボウルは陶器で清掃性に優れています。(このタイプではカウンターとボウルが上質な人造大理石で清掃性も考慮されたタイプもあります。)
見た目は同じですが埋め込み収納のほうがキャビネットの奥行きありますが、0.4坪では設置が難しいです。実際のトイレ空間の寸法と商品によっては設置可能となる場合もありますので現場調査をしてもらい業者さんに対応可能な商品があるメーカーを探してもらうとよいですよ(^^)

手洗いカウンター

こちらの商品は公共施設などに多く、一般家庭だとトイレ空間が0.75坪以上ないと設置は難しいです。しっかりした作りと素材が高級かつ清掃性に優れた人造大理石を使用しているため価格も高いです。

 

少なくとも狭小タイプやコンパクトタイプ、カウンター付き(収納なし)のタイプであれば0.4坪でも設置できる可能性があることがお分かりいただけましたか?
今回はLIXILの商品をメインに解説しましたが、TOTOやパナソニックなどほかのメーカーでも設置条件が分れば0.4坪でも設置可能な手洗い器はあるので諦めないでくださいね!

 


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